「買ったこと自体を後悔していました」3戸を抱えた地方公務員オーナーさんの話

左に、窓辺の木の机で書類を前に頭を抱える50代の男性。右に、同じ窓辺で片づいた机に向かい、外を見て笑っている同じ男性。窓の外はヨーロッパの石造りの街並み オーナーの実例・体験談

「ワンルームマンション投資 後悔」と検索して、ここに来た方へ。

同じところから始まって、抜けた方の話です。

平日は時間がない。それでも3戸を抱えていました

本業は地方公務員の方でした。平日はほとんど時間が取れません。

不労所得になると聞いて始めたはずでした。手をかけなくてもお金が入る。そう思っていたそうです。

実際は違いました。

最初の物件を購入してから5年で、手出し額は月3万円になっていました

買ってすぐに手出しが出たわけではありません。

しばらく経ってから、少しずつ出るようになりました。

サブリース会社から、賃料の減額通知が届きます。修繕積立金の値上げの通知も届きます。手元から出ていく額が、そのたびに増えていきます。

その手出しを消すために、業者の提案にもう一度乗りました。

そうして、3戸になりました。

気にされていたのは、お金のことだけではありませんでした。

家族に言えていない。それがずっと重かったと聞いています。

買ったことを後悔していました

何を後悔しているのか。返ってきた答えは、買ったこと自体でした。

だからこの方は「持ち続けて挽回するのではなく、手放す前提で考えたい。」そういうお考えでした。

相談から解約まで、実際にやったこと

その方のもとには、サブリース会社から減額の通知が届いていました。

「築年数が経って賃料相場と合いません」

言われるまま、減額に応じてきたそうです。

サブリース解約の手続きを進めました。予告の書面を用意し、意向を伝えました。

解約が済むと、入居者との賃貸借契約書がオーナーさんの手に渡ります。そこに書かれていた入居者からサブリース業者へ支払われていた賃料は、オーナーさんが認識していた額よりもずっと高いものでした。

この話は「サブリース業者が「入居者の家賃」をオーナーに教えたがらない理由」に詳しく書いています。

損は出ました。それでも売ると決めた

売却価格が残債を下回れば、その差額は自分で埋めることになります。

この方は、負担すると決めました。

「高い勉強代です」

そう言って、違約金と残債の穴埋めを引き受けて売却しました。

出ていったお金は、およそ200万円でした。

「高い勉強代だったが、足枷を外せてよかった」

売却が済んだあと、この方はこう言いました。

「高い勉強代だったが、足枷を外せてよかった」

足枷、という言葉でした。

損は出ています。それでも、外せてよかったと言いました。

同じところにいる方へ

一度に全部やらなくて大丈夫です。

まず、自分の契約がサブリースかどうか。毎月いくら出ていっているか。契約書が手元にあるか。

確かめる順番は「ワンルームマンション投資をやめたいと思ったら。最初に確かめる3つのこと」に書きました。

一人で抱えるのが重いときは、「無料で相談できる公的な窓口」もあります。

この記事を書いた人
いずみ

宅地建物取引士。不動産業界での実務経験を持つ元スタッフ。サブリース解約・売却支援・賃貸管理など、困ったオーナーさんに寄り添ってきた経験から、業界の本音を届けます。知識より経験を大切に、一緒に考えていきます。

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