投資用マンション、売って残債は返せる? 先に出す2つの数字

窓辺のテーブルで、二つの書類を前に考え込む男性 売却・査定

売っても、ローンが残るんじゃないか

毎月の手出しが重い。返済のことを考えると気が重い。売ってしまいたいけれど、売ってもローンが残るのではないか。そう思って手が止まっている方も多いのではないでしょうか。

先にお伝えしたいことがあります。返せるかどうかは、2つの数字を並べるだけで分かります。

どちらも、今日のうちに調べられます。

普通に売れるかどうかは、2つの数字で決まります

難しい話ではありません。見るのは2つだけです。

  1. 今、いくらで売れそうか(売値)
  2. ローンがいくら残っているか(残債)

売値が残債を上回れば、売って、残りを返して、終わりです。手元にいくらか残ることもあります。

下回る場合は、その差額をどうするかという話になります。

残債は、返済予定表で確認できます

借入をしたときに、金融機関から返済予定表(償還予定表と呼ぶこともあります)を受け取っているはずです。そこに、いつの時点で残りがいくらかが書かれています。

見当たらない場合は、金融機関に「残高証明がほしい」と伝えれば出してもらえます。ローンの返済先に連絡するだけです。

このとき、売却を検討していると伝える必要はありません。残高を知りたいだけですから。

売値は、査定を取れば分かります

こちらは不動産会社に聞くことになります。

投資用のワンルームは、家賃から逆算して値段を出すことが多いです。ですから、査定を頼むときは今いくらで貸しているかが分かる資料があるとスムーズです。

そして、査定額でそのまま売り出さなければいけない決まりはありません。

宅地建物取引業法には、こう定められています。

宅地建物取引業者は、前項第二号の価額又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない

法律は査定額を「意見」と呼んでいます。決定ではありません。

だから、時間は少しかかるかもしれませんが、ご自分の希望額で売り出しをスタートしても構わないんです。

(宅地建物取引業法 第34条の2第2項)

(査定の頼み方と値段の決まり方はワンルームマンションの査定に、値下げを言われたときの話は「値下げしましょう」と言われたらにまとめています)

2つを並べると、進む道が見えてきます

出てきた数字を並べると、だいたい3つのどれかになります。

① 売値が残債を上回る

普通に売って終われます。任意売却を考える必要はありません。

② 少し下回る

差額を自分で用意できるなら、普通に売れます。「あといくら足りないか」がはっきりするだけでも、気持ちは変わります。しかも、どうしてもその査定額が受け入れられないのなら、あなたの納得のいく価格で売り出したらいいんです。うまくいけば買い手が見つかるかもしれません。

③ 大きく下回る

ここは、ひとりで抱えないでください。数字を持って、専門家や公的な窓口に相談してみてください。任意売却の話が出てくるのは、この段階からです。

順番を間違えないでください

大事なのは、先に数字を出すことです。

任意売却は、手続きが増えて、関わる相手も増えます。時間もかかります。その道に入る前に、「普通に売ったらどうなるか」を一度確かめてください。

②や③だと分かっても、そのときは相談先があります。任意売却の前に確認してほしいことに、流れと相談先をまとめています。

最後に

数字を出すのは、少し勇気がいります。見たくない結果が出るかもしれないと思うと、なおさらです。

でも、分からないまま抱えているほうが、たいてい重いです。

残債は電話一本で分かります。査定も無料で取れます。まずは、その2つだけ。一度に全部やらなくて大丈夫です。

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